読まねばならない、と思う。 | ||
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2009/09/29(Tue)
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今だから読むべきなのか、今だから読まない方がいいのか。 本書は最悪の選択をした日本人の未来が描かれている。 必死で日本を守ろうと戦った人たちを嘲り叩き罵り、自分で自分の手を縛り、目を閉じて耳を塞いで「交代!」の言葉に身を任せた、その結果がここにある。 この世界には日本という国はない。蔑まれ、収奪され、蹂躙され、差別され、でも一切の抵抗を封じられた日本人という人種がいるだけだ。 日本人を支配する人種に追従するか、反旗を翻して人間としての尊厳を奪われるか。日本人には二択しか残されていない。 日本列島の主権は、日本人にはないのだ。何も訴えられず、何の権利もなく、ただ這い蹲り、その頭の上に他人種の足が乗せられ、踏みつけられているだけだ。 「日本は日本人(だけ)のものではない」と言ったのは、一体だれだったか。 「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と言った先人の言葉も、今はただむなしいだけだ。 「人は人の上に人を造り、人の下に人を造った」世界が、本書にある。 最悪の選択をした我々の行き着く先はここなのかもしれない。目を覆いたくなるような、重く冷たい鉄の塊を飲み込まされるようなシミュラフィクションではあるが、今だから目を開いて読んでもらいたい。 あなたのために、だけではない。あなたの子供や孫たちのために、だ。 長梅雨の割に暑かったこの夏、あなたはどのように考え、どのようにその権利を行使したか。 秋風の吹くこの時期に至っても「交代」に身を任せ続けているのか。いられるのか。いていいのか。自問したか。 そう問うて、本書を閉じた。 | ||
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